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テノーミン錠

優しさは贈り物 [本当に必要な事]

一人の男は久々に鏡に映った顔を見る。

「俺こんな顔してたのか・・・・」

ふと思う。

笑った顔をしても何故か引きつっているようにも見えた。

作り笑いさえも上手く出来ない自分に言葉がでない

昔はきっと普通に笑う事も出来たはず

いつの間にかそれすらできなかった自分が情けなくあり、ため息しかでない

気分転換に外に出るも何故か気分が沈む

公園で遊んでいる子供達。

楽しそうな良い顔をしている

昔は俺にもああいう時があって

きっと良い顔できたはず

毎日会社に行って暗くなったら帰って来るの繰り返し

きっと

その中で色々な事をどこかに置いてきてしまったのかもしれない

湖に映る顔は相変わらずな顔をしている

「最近笑ってないな」

俺は笑う事さえも忘れてしまったのか・・・。

何故か疲れ切っている顔

仕事が忙しいとかそういう問題じゃない

湖に映る自分の顔には

「優しさが伝わってこない」

・・・・・。

俺、いつからこんなになっちまったんだろう・・・。

愕然とくる

自分の事は一番自分が良く知っていると言うけど

一番自分の事程自分がよくわかっていなかった

毎日毎日しかめっ面ばかりしていて

仕事に追われ

なんとなく毎日が終わっていく

俺が望んでいた事はこんなはずじゃなかったはずが

俺もあの子供達の用に昔は普通に笑う事も出来たはずなのに今は違う

気持が落ち込んでいた俺に一人の少年が声をかけてきた

「お兄ちゃん」

顔をあげると顔に泥がついた男の子が立っていた

「お兄ちゃんこれあげる」
泥団子.png

決して綺麗な形ではなく、どちらかと言えばいびつな形

だけど少年の顔は本当に良い笑顔だった

曇りもない、素直な笑顔

時間を忘れ俺は少年と日が沈むまで遊んだ

何気ない只の泥遊びが今までにない程楽しかった

久しぶりに時間を忘れ泥だらけになって遊んだ



「おにいちゃん」

少年は俺に向かって話しかけてきた

「楽しいね」

少年はまんべんな笑顔でそう話しかけてきた

俺は即答した

「こんなに楽しいのは久しぶりだよ」

俺は知らない間に自然と笑顔になっていた

暗くなってきたくらいに少年は立ち上がりこう話した

「僕、今日はそろそろ帰るね」

もう、そんな時間だったか

「また遊ぼうね」

手を振りながら少年は足早に走って行った

俺も少年に手を振り続けた

手も顔も泥だらけだったが、久しぶりに充実した時間だった

帰りに西日に反射して湖に映る俺の顔は

とても満足気な顔をしていた

気取ったわけでもなんでもない自然な笑顔

引きつっているわけでも作っている訳でもなく

顔からは、なんとなく優しさが出ていた

その時、俺は気が付いた

毎日会社で作り笑いをして、

嫌な上司の付き合い

何度も会社を辞めようと悩み

陰口だらけのオンパレードの社内

それでも厳しい世の中と、生きて行くために無理やり嫌な会社に寄生したあげく

俺は「優しさ」をどこかに置いてきてしまったのかもしれない

迷いの中にいた俺の前に

一人の少年が俺の前に現れた

俺に運んで来てくれた物は

「優しさ」

忘れていた大切な感情

優しさを運んで来てくれた

俺は気が付くと涙が溢れていた

うぅ・・・。

目の前がぼやけて見える

心の奥が温かい感覚

思わず声を出して泣く程の感情

ずっと忘れていた優しい感覚

それを

少年が思い出させてくれた

それは日が沈みかけ西日が眩しいある日の不思議な出来事。

その後、その男は会社を辞め、独立して成功したといいます

家庭的な会社を作り笑顔を絶やさず大きな成功を掴み幸せを共有したと言います。

そして男はいつも絶やさずに思う事があります

思いやり、そして

「優しさは贈り物」

いつまでも笑顔で優しさを忘れてはいけないと

この話が実話かフィクションかは皆さんのご想像にお任せ致します

ここまで読んで頂きありがとうございました
河川敷.jpg














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